私がいて、あなたがいる
誰ひとり欠かせない 大切な仲間

宮本 あゆみ
わかば療育園 看護師
[2017年 入職]


隨木 夢実
わかば療育園 支援員
[2010年 入職]


上野 靖子
わかば療育園 言語聴覚士
[2015年 入職]
ともに働くスタッフ同士。
お互いの印象を教えてください。

上野
看護師さんはやっぱりすごいなと思います。私たちが利用者さんと接する中で「今日ちょっと元気ないのかな?」と気になった時に、すぐに対応してくれるのは看護師さん。
利用者さんの近くで正確な判断とスピードが問われる仕事をしてるってすごいなと。絶妙なジャッジができるんですよね。私には出来ないなと思います(笑)。
本当にそう思います。利用者さんの「表情」や「色」を見逃さないのは看護師さんの凄さ。表情だけでなく、顔色、痰の色など、健康のバロメーターとなる要素を見逃さないですよね。

随木

宮本
そう言ってもらえて嬉しいです。皆さんも同じだと思いますが、言葉でのコミュニケーションが難しい分、それ以外の部分で利用者さんの気持ちであったり体調の変化を見逃さないよう気をつけています。
でも、私たちにできることも限られているので言語聴覚士さんも支援員さんも「いないと困る存在」です。支援員さんとはペアになって一緒に働くこともありますよね。
そうですね。利用者さんの入浴の時には看護師さんとペアを組みます。
以前は支援員だけで担当していたこともありましたが、医療的なケアが必要な利用者さんも多いので看護師さんがいてくれるとすごく心強いです。

随木

宮本
私たち看護師は、医療的なケアに追われ、利用者さんとゆっくりと関わる時間が取れないこともあるので、園内のイベントなどを企画してくれる支援員さんの存在はとても大切だと思っています。
利用者さんとしっかり関わっている姿を見ると嬉しくなりますね。上野さんも利用者さんと関わっている姿がすごく素敵。いつも楽しそうで、こっちまで嬉しくなります。
本当に?涙がでそう(笑)。私たちは看護師さんと支援員さんの助けがあってこそリハビリが出来るので…そんな風に言ってもらえるとすごく嬉しいです。個人的には、隨木さんの大らかな雰囲気に憧れているんです。利用者さんに慕われていて癒しを与える感じ!せかせか仕事をしないように気をつけています。

上野

随木
えー、私も涙がでそう(笑)。
でも、仕事は本当にお互い様だから。それに上野さんがせかせか仕事をしていると思ったことはないよ。
そうです。お互い様ですよ。
みんなで情報を共有して協力しながら働いているので、誰が欠けても困る。全員が必要な存在ですね。

宮本

上野
良かった。荒んだ雰囲気でなくて(笑)。
仕事でしんどいことや辛いことがあっても利用者さんの笑顔を見ると励まされるので。そう思ってもらえているのは利用者さんのおかげかな。

ともに働くスタッフ同士。
どのような存在ですか?

随木
私たち支援員は、着替えや入浴など身の回りの支援を行うこと以外にも、病棟の中とは違う雰囲気や季節感を味わってもらうためにお出かけやクリスマス会など四季折々の行事などの企画も行います。何か作ってみたい、どこかに行ってみたい、利用者さんそれぞれの思いを少しずつでも形にすると生活の潤いになると思うんです。
そんな時に、看護師や言語聴覚士としての専門的なアドバイスやサポートは大きな助けになります。同じ体勢だと負担がかかりすぎるとか、これは食べても問題ないかなど気をつけることはたくさんあります。企画をするのは私たちの仕事でも、みんなで協力してイベントを作り上げているので頼りになる欠かせない存在ですね。

宮本
先ほども話しましたが、私たち看護師は医療的なケアに追われて利用者さんとしっかり関わる時間が取れないことも多い。でも、随木さん達が色々なイベントを企画してくれるので、利用者さんの笑顔を見る機会が増えます。本当にいないと困る存在だなと思いますね。支援員も言語聴覚士も看護師も…ここで働く人達はみんな命に関わる仕事をしています。些細なことでも事故に繋がる可能性があるので情報の共有や意見交換はとても大切にしています。チームワークは抜群ですね。
私自身、もっともっと利用者さんの気持ちを読みとれる看護師になりたいと思っていますし、隋木さんや上野さんのように利用者さんから慕ってもらえるスタッフになれるよう頑張りたいと思います。

上野
チームワークが抜群だからこそ、それぞれの専門的な立場とは違った角度で学べることもたくさんあります。例えば「口の機能って好きなものを食べる時と嫌いなものを食べる時では差があるよね」といった話を支援員さんから聞くことがあります。日頃から利用者さんの近くにいる支援員さんだからこその視点であり、私にとっては新鮮な発想です。
言語聴覚士は、看護師さんや支援員さんと比べると利用者さんの力になれる機会は少ないかもしれませんが、1対1でじっくり関わることが多いため「こうしたら笑顔が見れた」「こうすると感情表現が豊かになった」そういったことを見つけることで、私がここにいる理由はあるなと感じながら働くことができています。