看護・リハビリテーション

看護

【基本姿勢】

  • 入所児(者)および在宅の重症児(者)に対し健康増進を積極的にサポートし、より豊かな人生への支援を行う。

  • 専門職として常に看護の本質を追究し、科学的・創造的かつ主体的な看護を目指す。

目標

【A チーム】

  • 人工呼吸器利用者の看護の基本を理解し、観察のポイントがわかる。

  • 人工呼吸器の仕組み・回路の組み立て方・モードの違いが理解できる。

  • チーム内の利用者の人工呼吸器のアラーム表示及び加湿器のトラブルに対応できる。

【B チーム】

利用者の個別性を理解し、それぞれの一次救命処置の留意点の違いを理解することで、スムーズな急変対応ができる。

【C チーム】

専門職としての各課の役割を理解し、他職種と情報共有する。

看護体制:固定ナーシングチーム

【A チーム】

超重症児(者)の呼吸管理を中心とした10名のグループです。看護スタッフが中心にお世話します。呼吸理学療法を積極的に取り入れて、健康の維持増進を図ります。

【B チーム】

準超重症児(者)を中心とした13名のグループで、経管栄養者、医療的ケアを必要とする方、及び、同様の状態を有する短期利用者の方々のグループです。看護スタッフと指導課スタッフがお世話します。各利用者の健康状態を考慮しながら、活動への参加を行い、安定した生活が送れるように健康の維持増進に努めていきます。

【C チーム】

重症児(者)27名及び、経口摂取が可能な短期利用者の方のグループです。看護スタッフと指導課スタッフがお世話します。個別活動を中心に各利用者のニーズに合わせた計画を立て、健康面を配慮しながら活動の幅を広げていきます。

看護科より

わかば療育園の看護科は、利用者の皆様とご家族の皆様そして我々スタッフみんなで作り上げていく看護を目指しています。言語コミュニケーションの難しい利用者の方々の声を聴き、ご家族の思いを感じ、自分だったらどうありたいのか、とことん考えます。
チーム一丸となって、明るい雰囲気の中で一生懸命頑張っています。

リハビリテーション

【リハビリテーション】

わかば療育園には理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が常勤しており、利用者の方々へのリハビリテーションを行っています。

理学療法(PT)

一人ひとりの持っている能力を最大限に発揮し、それを日常生活に活かしていけるよう努めています。日々快適に過ごし、楽しみを持ちながら生活を送ることを目標に、多職種と連携しながら理学療法を行っています。
関節可動域練習やポジショニング、運動療法や排痰補助機器を用いた呼吸理学療法などを積極的に行っています。また、スタッフと業者が連携し、日々使用する補装具や座位保持装置(椅子)などの作製にも携わっています。

作業療法(OT)

人は好きな遊びや興味のある活動には意欲を持って取り組め、思わず脳も身体も働きやすくなると言われています。作業療法では、心身のアセスメント(観察や検査など)を行って、その人にとって自分らしく生き生きとできる活動を探っています。その活動で達成感や喜びを感じ、それらをさらに発展させることで、心身機能や日常生活動作・コミュニケーション・社会性などの向上を目指します。食事動作・更衣動作・学習活動などの困難な方には、それらが容易にできる器具の工夫なども提案しています。

言語療法(ST)

コミュニケーションやことばの基礎である感覚・運動、人や物に対する関係を少しずつ高めながらコミュニケーションやことばの発達につながる働きかけを行っています。また、食事についても「食事介助の場面は最適なコミュニケーションの機会である」という前提のもとに、各職種との連携のうえ、食内容指導や安全面だけでなく、食事本来の楽しさにも配慮した取組みを行っています。